先のブログで書いた、赤いレコード(東芝の赤盤と呼ばれているらしい)ですが、実物も撮ってみました。
こんな感じで、赤・・・というよりは赤黒い色をしているレコードです。そして少し透けています。
東芝が「東芝音楽工業」としてレコードをリリースしていた時期に製造されていたレコードだそうです。
特典盤などの類に見られるカラーレコードとは志向が違うようです。カラーレコードは盤に色を付けているだけで、音質面で見ると普通の黒いレコードより劣化しやすいのだそうです。なんでも、カラーレコードの材質は黒いレコードよりも柔らかく、音溝がつぶれやすいのだとか。その点、この赤盤は「エバークリーン・レコード」という名前が付いていて、音質の向上を目的としているようです。内袋に簡単な説明が書いてありました。
この「エバークリーン・レコード」が、「赤盤」のことを指すのでしょうか。
それにしても「永久にホコリがつかず・・・」とはすごい自信ですね。
それと・・・
レコードの収録時間は、両面合わせて50分くらいが目安だと思っていたので、買う時には片面に「新世界より」が全部収録されているのか疑問でしたが、このクラシックのレコードは片面だけで40分くらい収録されています。なので、「新世界より」も4楽章全て収録されています。両面合わせると70分近い収録時間になります。
おそらくクラシックの様な音が小さい部分が多いレコードは、音溝が細い部分が多くなることになり、たくさんの音溝を彫ることができることによって、結果的に長時間収録できるのだろうと思いました。
曲の種類で収録時間が異なることがあるのは発見でした。