ディスプレイにも種類がある
パソコンを買う時、とりわけノートパソコンや一体型などのディスプレイが内蔵しているパソコンを買う時に、是非注目したいのが、ディスプレイの種類です。
実際に量販店で電源が入った状態のパソコンを見てわかったのは、
「視野角が広い」パネル、
「視野角が狭い」パネル
の2種類があることです。この2種類は、電源が入っていれば見た目である程度判断できます。
視野角とは、ディスプレイに映し出される映像が正しく見える角度を示します。わかりやすいのは「色」の変化です
つまり、「視野角が広い」とは、見る角度を大きく変えても色が変化しにくく、
反対に、「視野角が狭い」とは、見る角度を少し変えただけで色が変化してしまう、
ととらえられます。
見る角度を変えれば簡単に判別できる
判別方法は簡単。色々な角度でディスプレイを見てみればいいんです。
比較的わかりやすいのは、「上下方向」ですね。
見る角度を変えて、色があまり変化しなければ「視野角が広い」、大きく色が変化したら「視野角が狭い」と判断できます。
ただし画面の明るさは、「視野角が広い」パネルでも多少変化します。白い画面などですね。白以外の色で判断するのが良いでしょう。
仕様で判断できる場合も
パソコンメーカーによっては、カタログの仕様に「ディスプレイの種類」や「駆動方式」として書いてあるものもあります。
その場合、
「視野角が広い」パネル・・・IPS(「VA」というのもあるようですが未確認)
「視野角が狭い」パネル・・・TN
と表記されることが多いようです。この2つは駆動方式が異なり、それぞれ特徴がありますが、今回は「視野角」という部分だけ見ていきます。
選べるようなら「視野角が広い」パネルが良さそう
「視野角が広い」パネルにしておけば、例えば、パソコンの画面を人に見せたいときや、多人数で画面を見たいときなどでも、正確な色で見てもらうことができます。
また、画面を見るのが自分だけであっても、見る姿勢によって色の変化があまりないので、ディスプレイの角度調整をする頻度が減って快適です。
しかし、パソコンを選ぶ基準は、何もディスプレイばかりではありません。
メモリ容量、ストレージ、デザイン、価格・・・様々な基準で選ぶと思います。
ディスプレイを見てみて、たとえ「視野角が狭い」ディスプレイであったとしても、使う人がその見え方で問題なければ、それでOKだと思います。
ただ、同じような価格や性能で、ディスプレイの種類が異なるようであった場合、私は「視野角が広い」パネルをおすすめします。実際、私もそのように選択して、そのパソコンは今も使っています。
パソコンの購入を考えている方は、パソコンを選ぶ基準として「ディスプレイの視野角」にも注目してみてはいかかでしょうか。