先のブログにて、オーディオタイマー National TE752を紹介しましたが、内部がどのようになっているのか気になったので、清掃を兼ねて分解してみました。
前回のブログはこちらです。↓
トップパネルを外す
脇のネジを4か所外して、手前に倒すように開くと分解できます。
トップパネルと表記しましたが、トップパネルと操作部が一体になっている構造になっていますので、正確にはトップパネルとは言えないかもしれません。初めて見る構造なので、どうやって開くのか少し悩みました。
写真奥がボトムパネル側、写真手前がトップパネル側です。L字で組み合わされるような構造をしています。
ボトムパネル側にはトランスと思われる部品と、タイマーで電源を入・切するためのリレーが付いているだけです。
機能を担っていると思われる部分は、トップパネルの基板に集約されているようです。
ちなみに、内部はそれほど汚れてはいませんでした。
基板を取り出してみます
トップパネルと基板を留めているネジを外し、2つの切り替えダイヤルを外せば基板を取り出すことができます。
切り替えダイヤルを外す際に、どの位置で外したのかわからなくならないように、例えば「全てのダイヤルを一番左に合わせて外す」などのようにするとよいでしょう。
基板を見ると、やはり蛍光表示管が目を惹きます。
蛍光表示管ですが、長い年月使っていると「すす」が溜まってくることがあります。
「すす」が溜まると画面が曇ってしまい、視認性の低下につながるので、きれいに拭いておきます。
ボタン部
動作テストをした際に、ボタンに接触不良と思われる症状があったので、接点の掃除をしたかったのですが、写真のような一体構造のボタンが付いていたため、そのままにしました。
押すとペコペコ凹むタイプのボタンですが、結構ソフトな感触でした。
フロントパネル
蛍光表示管と同様に、使用と共に「すす」が溜まる部分ですので、こちらもきれいに拭いておきます。
切り替えダイヤル
軽く清掃したので、フロントパネルに基板を取り付けます。
この切り替えダイヤルですが、つまみを引くと簡単に取れてしまう状態だったので、マスキングテープで取り付け部を太らせておきます。
接着剤などで固定した方が確実かもしれませんが、適当なものがわかりませんでしたので、簡易的な対処ということにしました。
フロントパネルを取り付け
フロントパネルに加えて、切り替えダイヤルを取り付ければ完了です。
冒頭で書いたように、L字で組み合わされるようになっていますので、取り付けも少し悩みました。
パネル底部に、嵌合するための凸部がありますので、それらが全てはまっているか確認します。
切り替えダイヤルを取り付ける時には、位置を示す凹みの位置を間違えないようにします。
マスキングテープで太らせた部分ですが、少し引いただけでは外れなくなりました。悪くないようです。
画像は前回のブログの使い回しですが、蛍光表示管の周辺をきれいにしたので、時計表示の視認性も多少は向上したのではないでしょうか。
こうして内部を清掃しておくと、使っていて気分が良いものですね。