前回のブログでは、頂いたコンポーネントシステムのターンテーブルの修理(というよりメンテナンスに近いですが)を行い、とりあえず動くようになりました。
今回は、カセットデッキの修理を行ってみます。
カセットデッキは手強そう
前回のブログでも書きましたが、カセットデッキ(型式:CT-5100)の症状からして直るかは望み薄といった感じです。
電源は入りますが、ボタンを押しても一切動作しません。
ソレノイドは動作するようですが、モーターが回っていないようです。
とりあえず分解してみて内部を見てみることにします。
分解
ベルトは切れていました
年期の入ったカセットデッキですから、確実にベルトは切れていると思っていましたが、やはりそのようです。
しかも溶けてフライホイールに張り付いていますので始末が悪いです。
ベルト切れも動作しない原因ではありますが、今回の場合はモーターも回らない状態ですので重症ですね。
とりあえずモーターをいじくってみます
カセットデッキに搭載されるモーターの後ろ側には大抵穴があいており、その中に回転速度調節用のボリュームが入っていることが多いです。
今回のモーターは全く回らない状態ですが、とりあえずマイナスドライバーをつっこんで回してみます。
すると、モーターが回りだしましたが、ボリュームを回す動きを止めるとまた止まってしまいます。
何度かグリグリと回してみましたが、やはり動きを止めるとまた回らなくなってしまいます。
すると、あるところで動きを止めてもモーターが回り続けるようになりました。
ただ、ちょっとでもボリュームを回すとまた止まってしまいます。
この方法でモーターが回ったとしても、それが正しい回転数とは限りませんので、回転数が適正の範囲内でかつ、モーターが回るボリューム位置を探し出す作業が必要になりそうです。
とりあえずベルトを掛けて動作させてみます
モーターからリールへ伸びているベルトは持ち合わせている角ベルトで大丈夫でしたが、フライホイールへ伸びているベルトは平ベルトとなっており、こちらは持ち合わせておりませんでした。
とりあえず、直径だけ近しい角ベルトを掛けて動作確認してみます。
この状態で操作してみたところ、とりあえず全ての動作がすることは確認できました。
テープ速度を調節します
本来はテストテープで周波数を見ながら調整するところですが、とりあえず適当な音楽を再生し、聴感で調整しておきます。
正確ではありませんが、動作確認する分にはとりあえず良しとしておきます。
分解したまま動作確認を続けてもいいですが、長時間使い続けるのはさすがに厳しいですので、この後元に戻してとりあえず使える状態にしました。
この状態でしばらく様子を見ながら使ってみることにします。