エアコンの電源プラグが熱い!

私の部屋で使っているエアコンは30年以上前に製造されたかなり古いものなのですが、まだまだ問題なく稼働するので、今シーズンも頑張ってもらうことになりました。ですが、古いということで消費電力も大きいと思ったので、コンセントと差し込みプラグとの間に取り付けるタイプの電力計を取り付けて、消費電力を測定しながら使うことにしていました。

ある時気づいたのですが、エアコンを運転させて30分くらいすると、電力計の液晶パネルが黒くなっているではありませんか。おまけにかなり熱い。触れられないほどではありませんが、数秒しか耐えられないくらい熱くなっていました。しかし、熱いのは差し込みプラグ周辺だけで、コンセントや電源プラグ、コードも黒く焦げた跡もありませんし、異臭もしなかったので、消費電力が大きいせいだと思って、しばらく使っておりました。ですが、電力計の表示は大きくても700Wくらいで、この程度でここまで発熱するのか?という疑問は持っていました。

そんなある日、YouTubeで電源プラグが発熱し、コンセントが黒く焦げたので、交換したという内容の動画を見ました。

「まさか、あのエアコンもコンセントの劣化か何かなのかな?」

「プラグが劣化してたなら、いよいよエアコンも更新かな?」

などいろいろ考えながら、今一度エアコンの差し込みプラグを確認すると、少しぐらつくことに気づきました。さらに、プラグの刃の部分に点状の汚れがあり、これが拭いただけでは取れず、マイナスドライバーで削るようにして剥がしました。「これが原因なのかな?」とも思ったのですが、電源プラグがぐらつく元凶である壁のコンセントも何とかした方が良いと考え、家が建って30年以上そのままだった壁のコンセントを交換しました。

すると・・・。

エアコンを運転させて1時間以上経過しても、差し込みプラグは全く熱くならなくなったのです。

このことから考察するに、

電源プラグがぐらつくということは、プラグとコンセントに接触不良が起こっている可能性があり、もしそうだとすると、接触面積が減ったことで電気抵抗が増加・・・発熱へとつながった可能性が高いと思われます。電源プラグだけ熱くて、コードは熱くなかったのはその為です。

ちなみに、取り外したコンセントを見てみると、プラグの刃を挟む部分が少し広がっていることと、ホコリがかなり溜まっている状態でした。このホコリも原因の一つと考えられそうです。長期間電源プラグを抜く時には、コンセントキャップなどを取り付けると良いのかもしれないですね。

エアコンのコンセントは高い位置にあることが多いので、点検もおろそかになりがちなのかと思います。プラグに触れるだけで確認できるので、時々確認した方が良さそうですね。

最後に、とても重要なことなのですが、

コンセントの交換は資格が必要ですので、有資格者以外の方は絶対にご自分で交換などをなさらないように!

もし異常を確認したら、すぐに電源プラグを抜いて、最寄りの電気店に相談してください。